二次試験

中小企業診断士二次試験 本番当日に想定しておくべき12のコト!

試験前の想定
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はじめに

中小企業診断士のがくじんです。中小企業診断士二次試験は、試験本番にどれだけ冷静でいられるかが鍵です。この記事では、私自身の実際の経験を基に、試験当日に直面するかもしれない様々な状況と、その対処法を具体的に紹介します。特に初学者の不安を解消し、試験当日に自信を持って臨んでいただけるよう、心構えや具体的な合格対策も紹介します。

その1.他人のファイナルペーパーが気になる

試験開始直前、周囲の受験生が持っているファイナルペーパーが気になることがあります。「自分の準備は十分だったのか?」という不安が頭をよぎることもありますが、このような外部の情報に惑わされると、自己不信に陥りかねません。

対策:

  • 自分が作ったファイナルペーパーに自信を持ち、他人の資料を気にしない。
  • 試験直前の確認は自分の資料に集中し、自分のペースで最後の確認を行う。

ファイナルペーパーについてはこちら↓↓↓

その2.試験開始と同時にみんな一斉に問題用紙を破り始める

破る人

試験官が「開始」と宣言すると、周囲の受験生が一斉に問題用紙を破り始めます。その音に驚き、動揺してしまうことはよくあります。焦りから冷静さを失うと、解答に影響が出てしまうため、あらかじめこの状況を想定しておきましょう。

対策:

  • 試験開始の瞬間には深呼吸して冷静さを保つ。
  • 問題用紙を落ち着いて開き、自分のルーティンを大事にする。
  • あらかじめ模擬試験などでこの場面をシミュレーションし、慣れておく。

その3. 緊張で手が震えてまともに文字が書けない

試験中の人

試験本番の緊張は避けられません。手が震え、文字がうまく書けなくなることもあります。このような状態に陥ると、最初の数分は特にパニックになりがちです。

対策:

  • 筆記用具を事前に使い慣らし、特に緊張時の書き心地に慣れておく。
  • 模擬試験などで実際の試験環境を再現し、手が震えるような状況をシミュレーションする。
  • 試験前にリラックスする方法(深呼吸や簡単なストレッチ)を身につけ、当日も実践する。

試験前のリラックス方法として、マインドフルネスをおススメします。

その4.消しゴムやシャーペンが落ちる

消しゴムとペン

試験中、消しゴムやシャーペンが落ちてしまうと集中力が途切れてしまうことがあります。試験本番での些細な出来事がストレスとなり、解答に影響する場合もあります。

対策:

  • 消しゴム、シャーペンは最低2個以上準備しておく。
  • 落ちても焦らないために、予備をすぐ使えるような位置に配置しておく

その5.周囲のペンが進む音が気になる

周りがうるさい人

試験中、周りの受験生が急ピッチで解答を書き進めているペンの音が気になってしまうことがあります。特に自分がまだ考え込んでいるときにその音を聞くと、焦りを感じてしまうものです。

対策:

  • 自分のペースで問題を解き、他人の進捗に惑わされないようにする
  • 試験中のご自身のルーティンをパターン化しておくのも、周りに惑わされないコツ。

その6.周囲の電卓を打つスピードに圧倒される

電卓

事例Ⅳの計算問題では、周りの受験生が高速で電卓を打つ音に圧倒されることがあります。「自分が遅れているのではないか?」と焦る気持ちが湧き上がってきます。

対策:

  • 電卓操作の練習を日頃から十分に行い、スピードと正確性を両立できるように準備する。
  • 他人のスピードに惑わされず、焦らずに自分のペースで解答を進める。

その7. 脳が限界までに疲れ切る。(模擬試験の比ではない)

疲労困憊な人

二次試験の試験時間は長く、特に午後の試験では脳が限界を感じるほど疲れます。模擬試験とは異なり、本番では精神的なプレッシャーがかかり、集中力を維持するのが難しくなります。

対策:

  • 事前に何度も模擬試験を実施し、長時間の集中力を鍛える。
  • 試験時間の倍の時間(10時間)をぶっ続けで勉強する機会を設け、頭の疲労に慣れておく。
  • 休憩時間には軽食を取るなど、エネルギー補給を忘れずに行い、リフレッシュを心がける。
  • 試験直前の数日間は睡眠と体調管理に十分気を配り、最良のコンディションで試験に臨む。

その8. 消しゴムで力いっぱい消したら、解答用紙が破れる

焦って消しゴムを強く使いすぎると、解答用紙が破れてしまうことがあります。こうしたミスは解答への影響が大きいため、注意が必要です。破れても合格した方がいると聞きます。このような状況になっても冷静に試験管の指示を仰ぎましょう。

対策:

  • 消しゴムを使用する際には力加減を調整し、優しく消す。
  • 試験前に解答用紙に似た紙で練習し、消しゴムの使い方に慣れておく。

その9. まったく設問が理解できない

わからない人

試験中、突然理解不能な設問が出現することがあります。これに動揺すると、試験時間を無駄に使ってしまうことになります。

対策:

  • 理解できない問題に出くわした場合は、一旦他の問題に移行し、後で再度取り組む。
  • 時間配分をしっかりと管理し、難しい問題に時間をかけすぎないよう心がける。

その10. 見たことがない言葉が出てくる

専門的な用語や見慣れない言葉が突然出現することがあります。こうした時は、冷静に文脈を読み解くことが大切です。あなたが見たことがない言葉は、他の受験生の大半も見たことが無いです。冷静に設問の優先度を見極めましょう。

対策:

  • 事前に幅広い知識を習得し、予想外の用語に対応できるよう準備しておく。
  • 試験中に見慣れない言葉に出くわしても、文脈や他の設問から推測するスキルを磨く。
  • 難問と判定し、解答の優先度を下げる。

設問の解釈、優先度付けについてはこちらより↓↓↓

その11. 事例Ⅳの計算問題に時間がかかりすぎる

時計

事例Ⅳの計算問題は、時間をかけすぎると他の問題に取り組む時間が足りなくなる可能性があります。

対策:

  • 事前に計算問題をスムーズに解く練習を十分に行い、時間配分に気をつける。
  • 難しい問題に固執せず、解ける問題から先に進めることで時間のロスを防ぐ。
  • 事前に設問の難易度を判定し。解答の優先度を決めておく。

その12. 電卓の電池が切れる

試験中に電卓の電池が切れると、計算問題に対応できなくなります。これは試験に致命的な影響を及ぼす可能性があります。

対策:

  • 試験当日までに電卓の電池を確認し、必要であれば予備の電池を持参する。
  • 予備の電卓を持って行き、万が一の故障や電池切れに備える。

まとめ

中小企業診断士二次試験の本番当日、どんな事態にも備えておくことが合格への鍵となります。この記事で挙げた12の想定シナリオに基づき、しっかりと準備と心構えを整えて、冷静に自分の実力を発揮できるようにしてください。