Webマーケティング診断士活動

副業×中小企業診断士×Webマーケティング:学び始めたホントのところ!

Webマーケの理由
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はじめに

こんにちは、中小企業診断士のがくじんです。今回は「副業」「中小企業診断士」「Webマーケティング」について、なぜ私が副業として、Webマーケティングを学び始めたのか、その経緯をお話しします。

中小企業診断士に合格した後、「どうすれば仕事を獲得できるか?」という悩みは多くの方が経験するでしょう。私自身も、診断士合格がわかってから数か月、悩み、考え、調べた結果、この答えに行きつきました。

では、なぜWebマーケティングに注目したのか、その理由をいくつかの視点から深掘りしてみましょう。

診断士資格だけで独立することのリスク

独立リスク

中小企業診断士の資格は、経営に関する広範な知識を提供してくれる素晴らしい資格です。しかし、資格を取得してすぐに独立できるかというと、それほど甘くはありません。私も最初は独立を目指していましたが、現実の厳しさを痛感しました。

補助金バブルの終焉

政府の補助金事業が縮小し、以前のように診断士がそれに依存して稼ぐのはリスクが大きくなりました。実際に補助金支援を経験し、採択率が低下している昨今、決して割のいいお仕事ではないと強く感じました。

公的業務受注の難しさ

診断士のお仕事として主要なものに公的業務があります。公的な案件のほとんどは平日に行われます。このため、公的なお仕事を得るためには平日に動ける、つまり独立して平日に時間を確保する必要があります。これは家族を養い、家のローンを払い続けている私にとって、ギャンブルでしかなく、大変ハードルが高いものでした。

こうした状況を見据えて、独立を目指すだけではなく、副業を通じてまず経験とビジネスモデルの確立を進めることが重要だと感じました。

Webマーケティングと診断士の相性

本業と副業の相性

そこで私が出会ったのがWebマーケティングです。中小企業診断士として得た知識やスキルを活かしつつ、新たな領域に挑戦できる分野だと気づいたのです。診断士資格を活用して企業の経営支援を行いながら、Webマーケティングの専門性を加えることで、企業の課題解決に一層効果的な提案ができるようになると考えました。

特に、中小企業診断士としての強みである分析力や戦略的思考を活かし、データを基にしたマーケティング戦略の提案は、企業から高く評価されます。これにより、診断士としての活動の幅が大きく広がり、対象となる企業も増えると考えました。

地方の診断士業界に所属してみて

地方の診断士会

地方の診断士会に所属しましたが、独立して活躍されている方の多くは金融系もしくはもとよりコンサル系のお仕事に従事している方々でした。主な収益元として公的な窓口業務以外は信用保証協会からの事業再生やM&Aのお仕事で、副業で経験を積もうにも大変、難しいと感じていました。

自分の専門性が活かせない

スキルを活かせないサラリーマン

私の専門分野は石油化学プラントのメンテナンスです。この業界は大規模生産で自動化された設備を前提としている分野です。ここで使われているメソッドが中小企業製造業に活かすことができないか、数か月に渡り、調べたり、専門家にヒヤリングしたりしましたが、あまりにも規模感が違い、認知を広げるだけで相当なコストがかかってしまうことがわかりました。その時点で無理に専門性を活かすことはないと判断しました。

中小企業の売上に有効な施策として

売上向上の施策

中小企業にとって、売上不足は非常に深刻な問題です。実際、売上の減少や利益の確保が困難になり、倒産に追い込まれる中小企業は多くあります。特に、顧客獲得や収益改善が難しい企業にとって、限られたリソースの中で効果的なマーケティング手法を見つけることが生き残りの鍵となります。Webマーケティングはこういった課題を解決できる有効な施策だと考えまし

中小企業の倒産状況

原因別倒産状況(令和5年度)(データ元:中小企業庁) 

仲良しの経営者からの一言が決め手に

私がWebマーケティングを学び始めたもう一つの大きな理由は、ある経営者の言葉でした。「がくじんさん、Webマーケティングをもっと知っていたら、もっと多くの企業に役立てるんじゃない?」その一言が私の心に深く刺さり、自分のスキルを見直すきっかけになりました。

診断士の資格だけでは、提供できるサービスが限定的だと感じる場面がありました。ですが、Webマーケティングの知識を加えることで、クライアントに対してもっと包括的な支援ができると確信したのです。

データ分析スキルを活用してWebマーケティングへ

データ分析

私の本業は理系の分野で、データ分析を扱っています。こうしたデータに強いスキルを持っていたため、Webマーケティングにおいてもその能力を活用できると考えました。特に、データを基にしたマーケティング戦略やSEO施策の立案に役立つのではと考えました。

最新ITツール好き

最新のツール

私にはDX(デジタルトランスフォーメーション)をコンサルティングするような専門的な知識まではありませんが、最新のITツールやデジタル戦略に興味があり、これが私の強みとなりました。Webマーケティングのツールや手法は日々進化していますが、学ぶこと自体が楽しく、結果として効率よい学習に繋がっています。

本業と副業のバランス

バランス

Webマーケティングの勉強は主に本業終了後及び土日行っています。これは診断士受験生時代と同じリズムであり、今のところ、まったく苦になっていません。逆に新たな学びを得ることがいい刺激になっています。

また、副業の活動を通じて得た知識やスキルは、本業にも活かすことができています。特にマーケティングの知識は組織運営にも活かすことができると考えています。本業、副業の両者をうまくリンクさせることで、相乗効果を得ることができています。

Webマーケティング学習のメリット

メリット

Webマーケティングを学ぶことで得られるメリットは数多くあります。以下は、私が感じた主なメリットです。

  • 新たなスキルとして顧客に対して価値提供ができる
  • 中小企業診断士の専門性に幅が広がり、案件獲得のチャンスが増える
  • Webマーケティングの知識は、時代の流れに合ったものなので、今後も需要が高まる
  • データ分析スキルとWebマーケティングの知識を組み合わせた提案が可能になる
  • 自分のキャリアやスキルを他の診断士との差別化につなげられる

最後に

中小企業診断士として独立や副業を考えている方にとって、Webマーケティングは非常に有力な選択肢です。自分のスキルや経験を活かしつつ、新しい分野に挑戦することで、より多くの企業に価値を提供できるようになるのです。これからも、私はWebマーケティングの知識を深めながら、多くの中小企業の支援に努めていきたいと思います。

ぜひ、診断士資格を活かして新たなキャリアに挑戦してみてください。